ビタミンAは脂溶性ビタミンに属していて、レチノール・レチナール・レチノイン酸の総称です。目・皮膚の粘膜を健康に保ち、免疫力を高める効果を持ちます。
ビタミンAの美容効果
ビタミンAの美容効果
- 肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する。
- 肌の紫外線ダメージを修復する。
- 線維芽細胞を活性化させコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やす。
- 皮脂分泌のコントロールする。
皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する
肌の新陳代謝は一定のサイクルで繰り返されています。この新陳代謝によって肌を外部刺激から保護したり、うるおいやハリのある肌に保ちます。新陳代謝のサイクルが乱れると、古い角質層が蓄積し、毛穴つまりや乾燥、ニキビ跡の原因となります。ビタミンAには新陳代謝を促進し正常化する効果があります。
ここで注意!新陳代謝が急激に促進されると、赤みや皮むけ、乾燥肌などの症状が見られます。肌が良い状態になっている証拠なのですが、心配な方は皮膚科医にご相談ください。
肌の紫外線ダメージを修復する
肌は紫外線によって、基底層にある色素細胞(メラノサイト)・真皮層にある線維芽細胞のDNAがダメージを受け、その影響でシミ・シワの原因となります。ビタミンAはその傷ついた細胞を修復する効果があります。
線維芽細胞を活性化させコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を増やす
線維芽細胞にはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成させる役割があります。
先ほど述べたように、ビタミンAは線維芽細胞を修復する効果とさらに線維芽細胞を活性化させる能力があります。線維芽細胞は年齢と共に衰えていきます。そのため、栄養(ビタミンA)を与える必要があるのです。
豆知識 コラーゲンは25歳から減少していきます!今のうちから、ビタミンAを取り入れましょう!
皮脂分泌のコントロールする
過剰な皮脂の分泌を抑えて、ニキビ・毛穴つまりを防ぎます。
ここで紹介した肌のターンオーバーや皮脂のコントロールには運動が効果的です。日頃から運動を取り入れていきましょう。
ビタミンA使用の注意点
ビタミンA使用する上での注意点
- ビタミンAは分解されやすい!
- ビタミンAの錠剤は肌に影響しにくい!
- ビタミンAの過剰摂取には注意!!
ビタミンAは分解されやすい!
ビタミンAは市販化粧品の場合、レチノールが使われています。しかし、レチノールは紫外線によって分解がされやすいです。そのため、紫外線対策を行わないと効果が得られません。
ビタミンAを含む化粧品を使用する場合は、日焼け止めを使用ください。
ビタミンAは外用を!
レチノイン酸を局所に外用すると,皮膚のレチノイン酸の濃度は高まるが,血中濃度には
http://www.igaku.co.jp/pdf/2038_beauty-03.pdf
あまり影響しないことより,全身的な副作用を回避して皮膚症状を改善する目的では,内服ではなく外用にて対応することが望ましい
レチノイン酸はビタミンAのことであり、上記の通り内服では肌に届かないと言われています。なので、ビタミンAを摂取する場合は外用することが望ましいです。
ビタミンAの過剰摂取には注意!!
ビタミンA中毒のほとんどの人には頭痛と発疹がみられます。長期間にわたってビタミンAの過剰摂取を続けると、髪の毛が荒れ、部分的な脱毛(まゆを含む)が生じ、唇がひび割れ、皮膚が乾燥して荒れることがあります。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
これらは、極端な過剰摂取を行った場合ですが、ビタミンAをサプリメントで過剰摂取するとこれらの症状が見られるので注意が必要です。
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